”ソムタム”オススメの4品
ヨメが近所のお店でソムタムを買ってきました。
ソムタムはスライスした青いパパイヤを使った、酸っぱくて、辛くて、甘い、サラダです。
サラダというと、何か脇役的に聞こえますが、完全に主役です。
ウチのヨメの場合は、「酸っぱいの食べたい!酸っぱいの食べたい!」とブツブツ言うので、「(あっ、来るな。)」と思ったら、「ソムタム買ってくるね!」となります。
代表的なソムタム4品を注文しました。
いつもは、ボクと娘のミーちゃん用で少し辛い、”ソムタムタイ”を注文。
ヨメとヨメの母さん用で、標準の辛さ、つまり、ものすごい辛い、別のソムタムを注文します。
今日は、ちょっと豪華に4品を買ってきました。
それでは、主役のソムタムと脇役のみなさんを紹介します。
※ソムタムの辛さの調整をしてほしい場合は、この記事の最後にタイ語の表現と発音がありますので、ご参照ください。
主役の1:ソムタム・タイ
ソムタム タイ
ส้มตำไทย
”ソムタム・タイ”です。
ソムタムと言えば、”ソムタム・タイ”です。
ヨメの表現によると、”酸っぱくて、少し辛くて、甘いソムタム。”
まず、ソムタム・タイを注文しておいて、2つ目のソムタムで冒険する方法をオススメします。
上の写真の白く見えるのは、まだ熟していない、青いパパイヤです。
ソムタムはパパイヤのサラダなんです。
緑は、いんげんです。
いんげんは、コリコリして、相性が抜群です。
それから、トマト、干しエビ、ピーナッツが入ってます。
これらのどれが欠けても、なんか足りない感じになります。
ここに唐辛子、にんにく、タマリンド、マナオ、ナムプラー、パームシュガー、等で味を決めます。
辛さは、何も言わないと、トウガラシが2本程度入ります。
主役の2:ソムタム・プー
ソムタム プー
ส้มตำปู
こちらは、”ソムタム・プー”です。
ヨメの表現では、”苦くて、辛くて、酸っぱい”ソムタム。
ウチのヨメと母さんはこれが大好きです。
上の写真に黒いカニの爪が見えますね。
川にいるような小さなカニの塩漬けが入ったソムタムです。
ちょっと、臭くて、とても辛いです。
注意:何も言わないと、トウガラシは4本以上入るようです。
主役の3:ソムタム・パラー(ヌードルが入ると、”ソムタム・スワ”)
ソムタム パラ ラー
ส้มตำปลาร้า
(※ちゃんと発音するとソンタムパラーからソムタムパララーになる。)
次にタイ人に人気があるのが、”ソムタム・パラー”です。
ソムタム・パラーは、”パラー”と呼ばれる、小魚のヌカ漬けが入っています。
このパラーの匂いが独特なので、日本人が食べるにはちょっと勇気が必要です。
写真は、ソムタム・パラーにヌードルが入ったタイプで、”ソムタム・スワ”と言います。
ソムタムパラーと注文すると同時に”タムスワ”と言えば、ヌードルを加えてくれます。
タム スワー
ตำซั่ว
ヨメの表現では、ソムタムパラーは”辛い、酸っぱい、苦い、甘くない、”ソムタムです。
※ソムタムパラーは辛いソムタムなので、辛さの調整をしてほしい場合は、この記事の最後にタイ語の表現と発音がありますので、ご参照ください。
主役の4:ソムタム・カウ・ポード
ソムタム カウ ポード
ส้มตำข้าวโพด
”ソムタム・カウ・ポード”はコーン入りのソムタムです。
ソムタム・カウ・ポードはあるお店と無いお店があります。
ヨメの表現では、”甘くて、酸っぱい”ソムタムです。
脇役の1:カウ・ニョー(モチ米)
★ソムタムのお店では、もち米を一緒に注文する場合が多いです。
カウニヨー
ข้าวเหนียว
”カウ・ニョー”とはモチ米のことです。
タイの北部から東北部にかけては、モチ米をよく食べます。
ソムタムのお店では、カウニョー専用の小さな”せいろ”に入って出てきます。
頼めば、たいていのお店では、普通のごはん、”カウ・スワイ”もあります。
カウスワイ(普通のタイ米)
ข้าวสวย
脇役の2:ガイヤーン
★ソムタムのお店では、ガイヤーンを一緒に注文することが多いです。
ガイヤーン
ไก่ย่าง
ソムタムのお店でには、”ガイヤーン”という炭火で焼いた鶏がメニューに入っている場合が多いです。
香ばしいくて、とても、おいしかったりしますが、これは脇役です。
辛さと酸っぱさを強烈に主張するソムタムといっしょに食べると、香ばしい鶏の肉も脇役になってしまいます。
ソムタムのお店には石臼(いしうす)がある。
ソムタムのお店には、石臼(いしうす)があります。
タイ語では、クロークと言います。(木製とか、陶器製もあります。)
屋外の屋台が集まっている場所や、市場などでは、たいてい、ソムタムのお店がありますので、探してみて下さい。
今回、ヨメが買ってきたのは、バンコク郊外の地元では評判のソムタムのお店で、タイの有名な女優さんが経営しているお店です。
ソムタムの由来
ソムタムは、タイの東北地方とか、そのむこうのラオスで食べられていた料理がタイの各地に広がったと言われています。
”ソム”は東北地方の方言で、「酸っぱい」を意味し、”タム”は「突く」という意味です。
”ソム”も”タム”もほとんど、ソムタムにしか使われない言葉なので、覚える必要はありませんが。
ソムタムの注文の仕方(辛さのレベルを注文せよ!)
ソムタムの注文は、今回、紹介しました、ソムタム・タイ、ソムタム・パラー、ソムタム・スワ(ソムタム・パラのヌードル入り)の3種の名前を覚えておけば、簡単です。
(4番目のソムタム・カウポードはメニューに無いお店もあります。)
注文する時は、辛さのレベルを説明することをオススメします。
辛さの注文のしかた(タイ語の音声付き)
辛さの注文の仕方は以下の通り。
(ただし、作る人によって、基準が違うので、覚悟が必要。)
辛さの注文 | タイ語(カタカナ) | タイ語(音声) | コメント |
辛くしないで! | マイペット | ไม่เผ็ด | 日本のカレーでさえ甘口を食べている人は、これでも辛い。 |
少しだけ辛く! | ペット、ノーイ | เผ็ดน้อย | ボクは、いつもこれ! 口がヒリヒリします。 |
普通の辛さ | ペット、タマダー | เผ็ดธรรมดา | ウチのヨメと、母さんはコレ! 「辛い!辛い!」とヒーヒー泣きながら食べてます。 |
辛くして! | ペット、ペット | เผ็ด เผ็ด | ウチの家族は誰も食べたことがないので、未知の領域です。自己責任でお願いします。 |
上の言い方は基準が曖昧なので、トウガラシの数で注文する方が安全ですよ。
辛さの注文 | タイ語(カタカナ) | タイ語(音声) | コメント |
トウガラシを入れないで | マイ・サイ・プリック | ไม่ใส่พริก | ガーリックの辛さだけ。 |
トウガラシを1個 | プリック・ヌン・メット | พริก 1 เม็ด | 日本人向きの辛さ。 |
トウガラシを2個 | プリック・ソン・メット | พริก 2 เม็ด | 日本では大辛ぐらい。 |
トウガラシを3個 | プリック・サン・メット | พริก 3 เม็ด | 自己責任で注文してください。 |
トウガラシを4個 | プリック・シー・メット | พริก 4 เม็ด | 自己責任で注文してください。 |
トウガラシを5個 | プリック・ハー・メット | พริก 5 เม็ด | 自己責任で注文してください。 |
ソムタムのタイ語(タイ語の音声付き)
日本語 | タイ語(カタカナ) | タイ語(音声付き) | |
1 | ソムタムのお店 | ラーン・ソムタム | ร้านส้มตำ |
2 | レストラン | ラーン・アハーン | ร้านอาหาร |
3 | ソムタムのお店ですか? | ラーン・ソムタム チャイマイ カー(男性は”チャイマイ クラップ”) | ร้านส้มตำใช่มั้ยครับ |
4 | ソムタム・タイを下さい | コー ソムタム・タイ | ขอส้มตำไทย |
5 | 普通のソムタム | ソムタム・タイ | ส้มตำไทย |
6 | カニのソムタム | ソムタム・プー | ส้มตำปู |
7 | 小魚のぬか漬けのソムタム | ソムタム・パラー | ส้มตำปลาร้า |
8 | 小魚のぬか漬けのソムタム(ヌードル入り) | ソムタム・スワ | ส้มตำซั่ว |
9 | コーンのソムタム | ソムタム・カウ・ポード | ส้มตำข้าวโพด |
10 | モチ米 | カウ・ニヨ | ข้าวเหนียว |
11 | 鶏の炭火焼き | ガイ・ヤーン | ไก่ย่าง |
12 | 水 | ナムプラオー | น้ำเปล่า |
13 | 水を1本 | ナムプラオー、ヌン クワット | น้ำเปล่า 1 ขวด |
14 | ビール | ビアー | เบียร์ |
15 | おいしい | アロイ | อร่อย |
16 | とってもおいしい | アロイ・マーク | อร่อยมาก |
17 | 酸っぱい | プリヨー | เปรี้ยว |
18 | パパイヤ | マラコー | มะละกอ |
19 | 勘定をお願いします | チェック ビン! | เช็คบิล |
今回は、これで終わりです。モズモズでした。