”カオトム”(ข้าวต้ม)(もち米とバナナとココナッツのお菓子)(タイのお菓子)
サワディー!モズモズです。
今回は、もち米とバナナのお菓子、カオトム(ข้าวต้ม)の紹介です。
実は、お粥のこともカオトムと呼ぶんだけど、今回は、お菓子のカオトムです。
我が家の”おふくろの味”の代表格です。
ココナッツの香りと穏やかな甘さの食べやすいお菓子です。
※お粥のカオトムと区別する為に、カオトムマット(ข้าวต้มมัด)という呼び方もあるらしいんだけど、我が家のタイ人家族はカオトムと読んでいます。※カオ(お米)トム(茹でる)マット(縛る)
タイでは、庭にバナナの木がある家庭が多い。
我が家はバンコク近郊だけど、やっぱり庭にバナナの木があります。
昔から、食べきれなかったバナナを使って、色々なお菓子を作る習慣があって、ヨメの母さんはカオトムをよく作ります。
我が家のバナナは短いバナナです。グルアイ ナムワー(กล้วยน้ำว้า)という品種です。
みなさんが日本でよく食べる長いバナナに似た品種はタイでは、グルアイホーム(กล้วยหอม)と呼ばれています。(※同じ品種がどうかはちょっと知らないけど、、)
みなさんがタイを旅行した際に見かけるバナナの木の多くはこの短いバナナのグルアイ ナムワーではないかと思います。
※バナナと単純に呼ぶ場合は、グルアイと言います。グルアイホームのホームは”良い匂い”という意味です。
おそらく、短いグルアイナムワーが昔からあったバナナで、グルアイホームは後から作られるようになったのではないでしょうか。グルアイナムワーに比べて、香りが強かったので、そのまま呼び名になったのではないでしょうか。
グルアイナムワーは香りも甘さもグルアイホームに比べて控えめなので、料理やお菓子には使いやすい材料だと思います。
上の写真でご覧いただいた、切ったばかりのバナナは使わず、黄色くなって、熟しすぎて食べづらくなったバナナを使います。
最初は、大きなバナナの葉っぱを切ることから始まります。
- バナナの葉は、バイトーン(ใบตอง)と言います。
- バイ(ใบ)は葉っぱのこと。
↓母さんがバナナの葉を適当な大きさに切りました。
↓あらかじめ、ココナッツミルクに漬けて柔らかくなったモチ米を準備。
我が家ではココナッツミルクを混ぜて、少し砂糖を入れて、お菓子としてカオトムを作りますが、地方や家によって、作り方が違って、ココナッツミルクを入れずに作る場合もあるようです。
↓きれいに洗ったバナナの葉っぱにモチ米を適当に乗せます。
↓モチ米の上にバナナを乗せて、その上にモチ米を乗せます。
↓バナナの葉っぱをクルっと巻いて、包みます。
↓こんな感じに包みます。
↓包みを2つ合わせてヒモで縛って、こんな感じになります。
↓ヨメのオデコちゃんは食べるのが専門で、料理は苦手です。
モチ米の量が多すぎると母さんから注意を受けました。(笑)
↓「ほーら!うまく、包めたでしょう!」
↓ほんとうはお湯で茹でるのですが、見張るのが面倒くさいので、最近は炊飯器を使っています。
↓はい!出来上がり!
↓バナナの葉っぱを開けるとこんな感じ。
↓モチ米を開くと赤くなったバナナが入っています。
↓ココナッツミルクの甘い香りがします。
日本の”ぼたもち”とか”おはぎ”に似た味がします。
甘さは控えめなので、ボクはいつも2つぐらいは食べてしまいます。
↓「うん!これは私が包んだから、美味しいよ!」
カオトムは甘さが控えめで、とても食べやすいお菓子です。タイのローカルの市場に行くと見つけられる場合が多いので、食べてみてくださいね。
モズモズでした。
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