タイの朝食の定番、カオトムとジョグ
タイ暮らし25年のモズモズです。
今回は、タイの朝食の定番、”カオトム”(ข้าวต้ม)と”ジョグ”(โจ๊ก)を紹介します。
一般的には、どちらも日本語では”お粥(おかゆ)”と訳されるようですが、実際は全く違います。
どちらもしっかりと味が付いていて、トッピングを乗せて食べるので、これだけでお腹がいっぱいになります。どちらかと言えば、”雑炊”と呼んだ方が正確です。
我が家のお袋の味、カオトム
タイ人妻の母親が朝食として作ってくれるのが、”カオトム”です。
自宅でよく食べるのはタイのおかゆ”カウトム”
上の写真が我が家の定番のおかゆ”カオトム”です。
”カオ”はお米、”トム”は”煮る”とか”茹でる”という意味です。
味の付け方は地方や家庭によって違うようですが、我が家では、お米に豚のひき肉を入れて煮込みます。
我が家のカオトムはパクチ、ゆで卵、その他のトッピングがあり、漬物を添えて、量もたっぷり食べます。
トロトロの”おかゆ”が”ジョグ”です。
我が家では、早朝に、ジョギングのついでに、屋台で買ってくるのが”ジョグ”です。
ジョグという言葉は、どうも、中国語が元になっているらしいので、華僑系タイ人の文化が広まったのでしょうか。
ジョグは、お米をトロトロになるまで煮込んだおかゆです。
お店によって工夫が色々あるようですが、一般的には、お米にモチ米を混ぜて煮込む場合が多いようです。
(細かく砕いたお米を煮込んでジョグを作る場合もあります。)
そして、食べる際に豚のスープをかけて、生卵、パクチー、生姜のスライス、などをトッピングし、提供されます。
カオトムやジョグの香りは、日本の朝の味噌汁の香りと同じで、豚肉のスープとパクチーの香りでスイッチが入るというタイ人も多いと思います。
一度でも食べると、くせになる味です。
タイでは何でも”お持ち帰り”可能です。
上の写真はジョグのお持ち帰り仕様です。
ジョグは、”お持ち帰り”とお願いすれば、写真のようなビニール袋に入れてくれます。
お持ち帰りは、タイ語では、”クッラップ・バーン”(กลับบ้าน)と言います。
お持ち帰りが出来るので、ウチの近所では、行きは手ぶらでジョギング、帰りはジョグの袋をぶら下げてジョギングという朝の光景が見られます。
タイの食堂や屋台は、ほとんどの場合、なんでもお持ち帰りが可能です。
タイに来たばかりの頃、クイッティアオ(タイのラーメン)をビニール袋に入れて、お持ち帰りする光景を見てビックリしました。
麺と温かいスープとトッピングの具材を別々のビニール袋に入れるだけのことですが、日本でこのお持ち帰りの方法は難しいでしょうね。
温かい豆乳と揚げパン
- 豆乳は、タイ語では、”ナーム・トーフー”(น้ำเต้าหู้)と言います。砂糖を入れて甘くして食べる場合が多いです。
- 黒っぽいのは、ゴマ入りの豆乳で、”ナーム・トーフー・ンガー・ダム”です。
- 揚げパン”はパートンコー”(ปาท่องโก๋)と言います。
豆乳もビニール袋に入れてお持ち帰りです。
朝の市場でジョグを食べる
朝の市場でジョグを食べることもあります。
↓市場の食堂で出されるジョグ(”カイヨーマー”をトッピング)
賑やかな朝の市場を歩き回った後に食べる熱々のジョグは本当に最高です。
すぐに使えるタイ語
★せっかくなので、タイ語の練習をやっておきましょう。
日本語 | タイ語 |
おかゆ | カウ・トム
(ข้าวต้ม)
|
トロトロのおかゆ | ジョグ
(โจ๊ก) |
生卵 | カイ
(ไข่) |
ショウガ | キング
(ขิง) |
豆乳 | ナーム・トーフー
(น้ำเต้าหู้) |
黒ゴマ入りの豆乳 | ナーム・トーフー・ンガー・ダム
(น้ำเต้าหู้งาดำ) |
(豆乳に)砂糖を入れて下さい | ナーム・トーフー・サイ・ナーム・ターン
(น้ำเต้าหู้ไม่ใส่น้ำตาล) |
(豆乳)に砂糖を入れないでください。 | ナーム・トーフー・マイ・サイ・ナーム・ターン
(น้ำเต้าหู้ใส่น้ำตาล) |
揚げパン | パートンコー
(ปาท่องโก๋) |
お持ち帰りにしてください。 | クラップ・バーン
(กลับบ้าน) |
ココで食べます | キン・ティニー
(กินที่นี่) |
値段がいくらですか? | ラーカー・タウライ
(ราคาเท่าไหร่) |
ありがとう(男性) | コップン・クラップ
(ขอบคุณครับ) |
ありがとう(女性) | コップン・カー
ขอบคุณค่ะ |
※”お持ち帰り”のタイ語、”クラップ・バーンは通常の会話では「家に帰る」という意味になりますが、お店の人との間では、「お持ち帰り」という意味になります。
※豆乳は、何も言わなければ、甘い豆乳が出てきます。
今回は、ここまで。
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